▶ここにテキストを入力

とりあえず文を上手に書きたいのだが、そうは問屋が卸さない。

豆腐小娘 暢気便 〜零咲森より、愛をこめて〜

また書いちゃった。テヘっ☆
…今日はハロウィンだっていうのに、私は何書いてるんだ…
私んとこでは、「ハロウィン」って感じは全くなし。いつも通り過ごしてました…
近所でも、別に家を回ってお菓子を強奪貰ったり、悪戯したりとかは無いんですよ。
完全にハロウィンはスルーされていますね。
ハロウィン「解せぬ」
どうでもいいけど、「trick or treat」って、決まり文句あるじゃないですか。
あれ、よく「お菓子くれなきゃ悪戯するぞ!」という具合に和訳されてますが、本当は「私を持て成すか、私に悪戯されるか、どっちがいい?」てな感じらしいです。
間違ってたら、ごめんなさいorz
という訳で、お暇な方のみ、どうぞ↓

人間は、「印(いん)」という名前らしい。
真っ黒な髪の毛は、とても短く、桜色のほっぺたの辺りまでしか伸びていない。わざと、そうしてるのかな…
前髪は、真っ白なピンで留めてある。髪が黒いから、そのピンは、まるで光っているかのよう。
目は少し吊り上りぎみだけど、とても優しそうな光を帯びている。
鼻筋もスッて通っていて…この印という人間は、ホントに人間なのかな…?

「あ、そうそう、あんたは何?」

え……ええっ?そんな、イキナリ「何?」って聞かれても、分からないよ…
こっちが聞きたいくらい…

「だよねえ、私も、普通の人よりはいろんな妖怪と接してるけど、あんたみたいなのは、見た事ないよ…」
そう言って印は、困ったような顔になった。
……ん?んん?今、妖怪って言わなかった?アタシ、妖怪なのかな… 何故か、お豆腐持ってるけど…
ていうか、印は、「いろんな妖怪」と接してるの?人間なのに?…うーん、ますます「印」という人間が分からなくなってきた…

「あんた、豆腐小僧の親戚かなにか?」

…あのう、まず、「豆腐小僧」自体知らないんですけど…

「ううん、なんだろうねえ…あ、ここら辺かな? …おーい、月太ー?いるんでしょー?!」

いきなり印が、大声を出すもんだから、少しびっくりする。

「印、『ゲッタ』って――」

「ゲッタなら、おいらの事だよ。」

後ろから声がした。
振り向くと、大体、アタシと同じ背丈の、男の子――かな?――が立っていた。
男の子っぽいけど、人間じゃあないみたい。
少し大きめの頭には、とっても大きい、真っ黒な目が二つ。その目の中には、何か白いものが…
印の、要するに人間の目で言うと、その白いものは、黒目の部分に当たる――のかな?
髪の毛も、割と長いみたいで、頭のてっぺんの辺りでキュッと結わえている。
鼻なんかは、申し訳程度に、真ん中にちょこんとあるだけだけど、口はこれまた大きく、鋭い歯が覗いている。…こ、怖いなあ。

「あ、そんな所にいたのか。」
印がそう言うと、その「ゲッタ」と呼ばれた男の子は、大きな目を三日月型にさせて、くすくすと笑う。
そして、アタシの方を向くと、こう言った。

「おいら、天邪鬼月太。――月に、あの、太って書くの。」

「月太」くんかあ――なんていうか、素敵な名前。
…えーと、天邪鬼?だっけ。良く知らないけど、額に角が生えてるから、鬼の仲間?

「うん、そだよ。あんたの言うとおり。…嬉しいなあ、鬼って言ってくれた!久しぶりだよう、うふふ」
月太くんは、「鬼」と言われた事がそんなに嬉しかったのか、にこにこしながらその場でぴょんぴょんと跳ねている。
…何が、そんなに嬉しかったんだろう…

「いや、あのね――」
印が、アタシの近くまで来て、理由を教えてくれた。

「ほら、アイツ、角あるし目もあんなだから、確かに異形の物って一目で分かるんだけどね、形は人間に近いでしょう。」
うんうん、確かに。
「だからね、『鬼』でなくて、『小僧』に間違われやすいんだな、アイツ」
へーえ、なるほど、そういう訳か。――なんか、可哀相…

「ねえ、改めて聞くけど、ここ、どこ?」
私の問いに、印と月太くんは、ほぼ同時にポンと手を打つ。
二人の顔には、「忘れてた!」という言葉が浮かんでるよ…

「ここはねえ、『零咲森』っていう森なんだよ!」

月太くんが、満面の笑みで答えてくれた。
笑顔は素敵な事だと思うけど、月太くんの笑顔は、ちょっと怖い…

「れ、れいざき、もり?」
なんだか難しい名前だから、知らず知らずの内に繰り返していた。

「そ。漢数字の零って字に、『花が咲く』の咲く、んで、森って書いて、零咲森。どーしてこんな名前なのかは、私も知らない。」
印が、丁寧に解説してくれた。
アタシの頭の中で、「零咲森」という単語が完成する。

「零咲森、零咲森…なんだかよく分からないけど、かっこいい名前だねえ」
うっとりしながらアタシが言うと、月太くんは、また笑顔になった。

「でしょ、でしょう。おいら、これから、あんたと仲良くやっていけそうだよ!」
楽しそうにそう言った後、月太くんはにわかにハッとした顔になる。
そして、アタシに、おずおずと聞いた。

「そういや、あんた、何て種族なの?」

――すっかり、その事を忘れてたよ。
なんて答えたらいいか、アタシがおろおろしてると、代わりに印が答えてくれた。

「まあまあ、まずは、とにかく、大樹様のところへ行こうじゃないの。大樹様なら、きっと分かるよ」

……またまた、訳の分からん単語が出てきたぞ…
あ、アタシ、一体どこへ連れて行かれるんだろう……



豆腐小娘 暢気便 〜零咲森より、愛をこめて〜

…意外と、一人称楽しい。まだ慣れてない所もありますけど。
豆腐小娘、なんか地の文で喋ってばっかだな…そこらへんのバランスがムズいです…
因みに、「豆腐小娘 暢気便 〜零咲森より、愛をこめて〜」では、できるだけ一人称でいこうと思います。
あ、でも、視点とかは、しょっちゅう変わると思いますwww
なんか、もっとここをこうしたらいい、てな感じのアドバイスとか、くれると嬉しいd((殴

ではでは、この辺で。ks文失礼しました〜ノシ